【#5】川崎市で安くて広い物件を探せ!物件探しサイトで掘り出し物を見つけた方法!【川崎市で引っ越し】

 二十歳から一人暮らしを始めるも、脱サラして個人事業主(放送作家/ライター)として再スタートを切った際に親元で数年間お世話になることに。そして無事に貯金も貯まってきたので親元での暮らしを脱却し、神奈川県川崎市で一人暮らしをするまでを綴った「引っ越し体験記」です。

 神奈川県川崎市で引っ越しシリーズの第5回です。今回は実際に私が川崎市で引越し先の物件を探し、そして今住んでいる物件を決めるまでについて書いていきたいと思います。「引越しをしよう!」と思ってから3ヶ月くらいは暇つぶしがてら物件探しサイトで物件を探していました。その日々です。



一般的な「月の収入から想定される家賃」では川崎市に住めない!

 私はライターとしての本業だけでは収入が不安定という理由から、副業として派遣会社で夜勤勤務を行っていました。そのため夜勤勤務での収入が手取りで月に16万円、そしてライターとしての収入が月に数万円という状況(本業と副業が逆転状態・・・笑)。総合すると月に20万円くらいの収入がありました!

 そこで「収入 20万円 家賃」でネット検索!すると、家賃は5万円~5.5万円くらいが一般的とのこと。では物件探しサイト(SUUMO)で家賃5万円~5.5万円を検索してみましょう!その前に、まずは私が部屋に求める最低限の条件として【風呂トイレ別】【洗面所独立】【エアコン付き】この3つは絶対に譲れない要素でした。さらに築年数が古いと耐震性や防音性が悪い可能性が高いということで【築年数は20年以下】という条件も加えます。

 というわけで、SUUMOで『家賃5万円~5.5万円』『エリアは川崎市』『風呂トイレ別・洗面所独立・エアコン付き』『築年数20年以下』と条件を指定して検索してみました!

 結果は、表示件数120件くらい・・・。少ないです、川崎市という巨大都市なのにこれは少ないです!検索にヒットしたとしても私の職場とは遠い、駅からも遠い山の中の家ばかり・・・。職場からの移動時間をできるだけ無くしたい私に合う条件の物件は、120件の中にはありませんでした。ということは、ネットで調べると出てくる「月収入から考える家賃」では私の最低限求める部屋は川崎市には無いということがわかりました!この条件で八王子市だったり、小田原市で検索するとワンサカでてくるのに。川崎市で住むということがどういうことなのか?実感した瞬間でした。

 いろいろと検索していった結果、川崎市で私が求める部屋に住むには『家賃6.5万円以上』が必要だということがわかりました。収入から考える家賃としては、一般的なものよりも1万円高く考えなければいけません。しかし、ここで「家賃高いなぁ・・・」と落ち込んでばかりはいられません!よくネットに書いてある収入から考える家賃というのは月の出費に交通費が1万円くらい入っているのです!そうです、私は職場から徒歩圏内に住む予定なので家賃はゼロ円!交通費分をそのまま家賃に上乗せできちゃうわけです!この交通費ゼロ円により、収入20万円の私の理想とする家賃は『6万円~6.5万円』になりました!家賃を考えるときには交通費も考えておきましょう

・川崎市の南武線沿いに住むには、収入から考えられる一般的な家賃よりも1万円くらい高い家賃を覚悟する!
・「家賃+交通費」で考えると、家賃の予算を上乗せ出来るかも!?

気になる物件は予算よりもさらに1万円プラスだった。出費は削れないか?


 『家賃6万円~6.5万円』『エリアは川崎市』『風呂トイレ別・洗面所独立・エアコン付き』『築年数20年以下』で物件を探してみることにした私。しかし、それぐらいの予算だと部屋の間取りはワンルームや1Kなど、部屋数の少ない物件がほとんどでした。それでも良いですが私はライターという職業をやっている身、仕事柄パソコンをめちゃくちゃ使うのでパソコンに集中できる環境が欲しい!部屋数が多いほうが良い!

 欲が出てきた私は、さきほどの条件に『間取りは2K、2DK、2LDK以上』を追加することにしました!仕事部屋が欲しかったのです。こうして再び検索してみると、条件に当てはまるような部屋は7万円~8万円の家賃になることが判明しました。当初の予定よりも家賃はなんだかんだで2万円アップです!そのうちの1万円は交通費ゼロ円でどうにかしましたが、もう1万円を月の出費から削らなければいけません。

家賃 53,000円
食費 :35,000円
光熱費 :12,000円
被服費 :13,000円
日用品購入費 :8,000円
交通費 :13,000円
ネット通信費 :5,000円
交遊費 :40,000円

合計 :179,000円

 
 これがネットで検索すると出てくる、月収入20万円の人が想定される出費額です。私はこの中から『食費:35,000円』を削っていくことを決意!自炊をして月2万5千円までに収めたい!という決意をしたことで出費1万円を削除。完全なる理想論だけで1万円をカットしたことにしました!とんでもない見切り発車でしたが、お笑い芸人さんの世界では「高い家賃のところに住んで自分を奮い立たせると売れる!」という格言があるので、いつかは私もライターとして売れると信じて・・・笑。

 出費額を2万円カットしたことで、家賃7万円~8万円のところでも住めるようになりました(理想では)。SUUMOやアットホームで検索していると家賃7万円を超えたあたりから、あからさまに良い物件が出てくるようになってきます!部屋はキレイで広い、築年数も良い感じ、リフォーム済みだったりと良い部屋が多いんです。月の差額1万円で良い部屋で快適に住めるなら、その1万円は安いもんです!結果的に家賃7万円以上で物件を探したことで、この記事を書いている現在の私はとても幸せな生活を過ごせています!

・家賃を上げるときは、月の出費から確実に削れるものを選ぶ!
・家賃7万円を超えると良い物件が出てくる!



一人暮らし用の間取りで家賃7万円代は良い物件が目白押し!

 『家賃7万円~8万円』『エリアは川崎市』『風呂トイレ別・洗面所独立・エアコン付き』『築年数20年以下』『間取りは2K、2DK、2LDK以上』で検索することになった私。家賃7万円を超えたことで一気に良い物件が出てくるようになりました!さすがに超キレイなデザイナーズマンションみたいな物件はありませんが、駅から徒歩15分くらいの場所には掘り出し物の物件がいっぱいありました!駅から徒歩15分くらい離れた物件になってくると角部屋だったり、オートロック付きのマンションだったり、家賃6万円代で探していたときとは比べ物になりません!

 さらに、入居者が数ヶ月いないと「礼金ゼロ」の物件も出てくるのでお得です。数ヶ月くらいチェックしていましたが、駅から遠い物件は空き家になってから数ヶ月くらいすると礼金が値引きされていることが多いです。物件探しサイトの「お気に入り」登録機能を使って、気になる物件を登録しておいてずっと見ていると、ある瞬間から礼金ゼロになっていたりします!

武蔵小杉駅周辺で掘り出し物の物件を見つけた!

 今回の引越しで気になった物件が駅から徒歩15分以上離れた場所にありました!その物件は職場からも徒歩15分。間取りは2DK、2DKとは築年数が20年~30年の物件に多い間取りで和室があるのが特徴。その和室があることでテーブルを置く場所が限られたりするため、最近の若い人からは不人気だったりします。そんな、普通の人から見れば移動が不便で間取りがイマイチな中途半端な物件ですが、私としては職場に徒歩で行けるので優良物件です!部屋の間取りも、「キッチンは食事を食べる場所」「リビングはテレビを見て、パソコン作業をする場所」「和室は完全に寝室」と住み分けることで、私としては不便さは感じませんでした。

 その物件は武蔵小杉駅が最寄り駅、でも駅から遠いからと不人気のようでずっと空き家状態が続いていました。そしてこの物件が気になってから2ヶ月くらい経った時、ついに礼金がゼロ円になっているのを発見!これを逃す手はない、逃してはならない!私はさっそく行動に出ることにしました。そうです、実際に不動産会社へ行って部屋の内見です!