山崎まどか「Lonely City」-東京での孤独を歌った名曲&名MV!フレーズの一つ一つが情景を生み出していく!

 山崎まどかさんは、北海道札幌市出身シンガーソングライターです。20歳になる頃からボイストレーニングを受け始め、のちに幼少期習っていたことからピアノ弾き語りで活動を始めました。ピアノ弾き語りシンガーソングライターですね!2016年9月から東京での活動を開始しました!



山崎まどか「Lonely City」


 山崎まどかさんが2017年9月11日に公開したMV「Lonely City」。この曲は、2017年6月に販売開始された全3曲入りCD『Pale Blue e.p.』(山崎さんのHPから購入できます!)のリード曲です!もちろんピアノ弾き語りの楽曲で、去年から都内での活動を行っている山崎さんが東京で葛藤している様子を歌ったものじゃないかなぁ、と思います。「これが都会の性(さが)ってやつか」という歌詞には、東京での孤独、悲しさ、そして東京で負けない!という力強い気持ちを感じます。たった1行の歌詞なのにいろいろと心に響く素晴らしいフレーズ!


 渋谷の街で歌う山崎さん。このMVは、いわゆるMV制作のプロがいない中で作られたとのこと。そんなこと感じさせないMVの完成度!楽曲自体の良さもありますが、MVがそれを引き立たせてくれます!私はYouTubeで良いMVを見つけると、画面非表示で音だけをリピートして聞いたりすることが多いのですが、このMVは映像と合わせて曲を聴きたい!と思わせてくれます。

 普通に渋谷の街中で撮影していると思われますが、山崎さんには目もくれず人々が通り過ぎていくのが孤独感をより際立たせています。東京って撮影してても良い意味でみんな無視しますからね、まさに自然のエキストラ!


 このMVでの山崎さんは基本的に無表情だったり悲しげです。ですが、唯一ちょっと笑うシーンがコレ!東京の写真をスマホで撮ってると思われるシーンです。故郷にいる友だちだったり、家族だったり、誰かに「今日は渋谷行きました~」って報告するのが楽しみ!という女の子に見えます。歌詞としては「東京でひとりぼっち」なことを表現していますが、本当は一人じゃないっていう前向きさをこのワンシーンで全て表現しているように思います。何度も見返したくなる映画のようなストーリー!とんでもなく良いMVです!